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カテゴリ:読書( 15 )


2011年 04月 08日

SWITCH STORIES

「SWITCH STORIES 彼らがいた場所」 新井敏記 新潮文庫

恐らく自分が最も不得手とするもののひとつ、「インタビュー」。
好きな人に会う。
会って話を聞く。
ん?どんなことを聞く?
なんでも良いから好きなことを。
その人の何を知りたいのか、どんな話が聞きたいのか。
そこが自分の中である程度わかっていないと、引き出せるものも引き出せない。
とにかく苦手。

SWITCHにしてもCOYOTEにしても、新井さんの作る雑誌は興味深く、自分の好みに合う。
インタビューは常に真剣勝負という空気が伝わってくる。
1人の人のほんの1本の等高線を描き出すのも、簡単じゃないことがよく分かる。
その1本は、その人の豊かさを感じさせられるものであり、1本分近づけたと喜ぶ道標になったりもする。
そんなことをずうっと続けられ、発表してくれていることに感謝。
・・・なだけに、COYOTEの休刊は残念。
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by something_great | 2011-04-08 16:06 | 読書
2010年 11月 26日

読み終えたくなかったな~

岳人備忘録 登山界47人の「山」 と題した本がある。
こいつがメチャメチャ面白く、熱くたぎらせられ、深く考えさせられ、とにかく夢中になって貪り読んでしまった。
で、今日とうとう最後の1Pを読み終えてしまい、ちょっと残念というか、続きが読めないことが寂しい気持ちになってしまっている。

1996年にビヨンドリスクという本が出てそれがまたかなりの傑作なのだけれど、岳人備忘録も同じように岳人のインタビュー集というかたち。
登場する岳人の方々・面子が素晴らしく、それぞれの立場やスタイルなんかで意見が違っていたり、熱く尖がっている人の一方で穏やかに優しく山を愛する人もいて、イロイロな種類の山好きの言葉が集められていて偏っていないところも好き。

登山という輪の中にはイロイロな楽しみかたがあって、自主的に山に向かう気持ちさえ持っていれば、それぞれ素敵な山との関わり方がきっとあるのだろうな。

とりあえず、もう一回読もう。
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by something_great | 2010-11-26 23:00 | 読書
2010年 11月 11日

マタギ列伝

今年の秋は里に下りてきた熊による騒動が多く取り上げられていた気がする。
そんなニュースの中で、猟師(猟友会)の減少を取り上げていたものがあった。
猟友会会員の高齢化、会員数の減少、害獣駆除の依頼に応えきれない現状を扱っていたようだ。
そんなニュースを見ながら、マタギって今も存在してるのかな~と考えていた。

東北地方・奥羽山脈の山中で生活する職業猟師の存在を知るきっかけが、小学生くらいの時に読んだ矢口高雄の「マタギ列伝」。
名作「釣りキチ三平」の著者のもう一つの名作だろう(と、勝手に思ってる)。
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実家には多分まだボロボロになった大判の漫画があるはずだが、この間立ち寄った古本屋で文庫版を発見!
1人で興奮して即購入してしまった。

豊かな自然あっての共存繁栄。
その豊かな自然の描写が上手い。
熊は出遭いたくないけれど、もっと森の中で感性豊かな時間を過ごしたくなる。
今度からは岩に行くときも小さな図鑑を持っていこうかな。
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by something_great | 2010-11-11 22:20 | 読書
2010年 09月 21日

乱読

●「風の男 白洲次郎」 青柳恵介
●「台湾 韓国 香港 逍遥遊記」 藤原新也
●「スラムダンク論語」 遠藤段
●「リンゴが教えてくれたこと」 木村秋則

共通点のカケラもない乱読。
ついでに・・・

■「GOD FATHER」
■「食べて、祈って、恋をして」
■「CHASING DORA」

鑑賞したフィルム作品も統一感なし。

心落ち着かず、ざわざわした気持ちのまま、選ぶものもバラバラ。
今まで自分は好みの分野一直線的な志向だったと思ったが???
こんなときもあるんだな~。

「リンゴが教えてくれたこと」は、スバラシイ内容です。
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by something_great | 2010-09-21 22:49 | 読書
2010年 06月 28日

日本の川

「日本の名河川を歩く (天野礼子著:講談社+α新書)」

随分前に手に入れたまま放置してしまっていた本だけど、先日のシンポジウム参加の影響もあって読んでみた。
初版が2003年だから、その頃から今に至る中でまた川の表情は変わっているんだろうな。

「釣り人が選ぶ天然アユがのぼる100河川」というのが元になっていて、加えて著者の「これが川の国らしい川だ」という評価をした河川が次々に登場する。
ダムは無いほうが景観的にも生態的にも良いし、アユが天然遡上できているってことは川が生きていると思えるし、川漁師さんや川ガキが健在であれば嬉しくなる、そんな基準。

僕は釣りをしないから、釣り人目線では川の評価ができないけれど、ラフティングばかりやっていた学生の頃は、激流下り目線で行きたい川がたくさんあった。
利根川・荒川・長良川がよく通ったベスト3だったけれど、四国吉野川・保津川も面白い川だったし、安家川なんかはなかなか行けない場所だっただけに憧れを持っていた。
ラフティングじゃなくてカヌーツーリングだったら、結局行ってないけど釧路川・十勝川・歴舟川など北海道の川はやっぱり憧れたし、宮川・古座川・日置川など紀伊の川にも魅力を感じる。
卒業して山形に行き、リバーガイドをしていたときは梵字川・最上川で遊んでいたので、今思うとそれなりに日本の色々な川に行き、水と戯れていた時間は多いほうだと思う。
ただ、僕の目線の先にはアマゴやイワナやアユなどの川の中の生き物は見えていなかった。
そのことが今思うと少し残念。

日本の川は瀬と淵が交互にあり、多様な生き物が住み、それを獲って食べる文化がある。
水の流れの中に遊び、食を得て、自然と生態系を知る。
子供のころ、僕の住んでいたところにある川は既にヘドロが溜まって泳げるような流れでは無かった。
子供のころ、歩いていける場所に泳いだり飛び込んだり魚を追ったりできる川があったなら。
30,000本の川があると言われる日本だけど、魚も人も育つ川は今どれくらいあるのだろう。
なんだかもったいないと思えてしかたない。

今も残る、川らしい川を求める旅も面白そう。
漕いだり潜ったり、身体が冷えたら焚き火を熾して、それだけできたらサイコーな気分。
問題は他にもやりたいことがいっぱいあるってことか。
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by something_great | 2010-06-28 23:18 | 読書