2012年 09月 08日

喜作新道

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食わず嫌いだった表銀座縦走路を3泊4日で歩いてきた。
天候が良くないことなどまったくイメージしていなかったのだけれど、こればかりは仕方なし。
たっぷり歩いて身体が山仕様になったかも!?

燕山荘までの合戦尾根は先月のブナ立て尾根の登りを経ているので、気分的にもだいぶ楽。
景色は望めず、したがって燕岳の山頂に行く気分にもなれず、テントを張ったら燕山荘でまったりとケーキタイムを楽しむ。
小屋の食堂に飾られた畔地梅太郎の版画が非常に心をくすぐる、気持ちのよい小屋だった。
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翌日はヒュッテ西岳まで稜線歩き。
時折雲が抜けると黒部方面の山や沢、常念岳あたりが視界に広がり、「銀座」と称される人気コースの理由もわかりかける。
大天井岳・西岳は一応ピークだけはしっかり踏んでおく。
ヒュッテ西岳のテント場は先客がいないこともあって良い場所を確保できた。
雰囲気の良い場所だけれど、風が強いときに吹きさらしのスペースしか空いていないと結構辛そう。
夕方はまさかのマジックアワー到来でプチ興奮。
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翌朝もよく晴れ、水俣乗越に降りる途中に朝焼けが北鎌から南岳までの山稜上部を照らす。
ハシゴの多いルートだけれど、喜作さんが拓いたこのルートはやっぱり槍を目指す上で素晴らしい路だと思う。
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常に槍の大きさ・存在を意識しながら山頂を目指すのは気分が良い。
槍ヶ岳山荘に着くまでは好天ももってくれた。
山頂ピストンし、「ワンダーフォーゲル誌」の取材を受けて気分もアゲアゲ。
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やーまも行く気になったことで、予定通り南岳へ3000mの稜線歩き。
後半体力的にはキツクなるが、無事南岳小屋へ到着。
風が吹き荒れ、小屋の風力発電が凄い音を立てて稼動している。
しばし小屋の中に入ってゆっくりと登山者同士の交流を楽しむ。
南岳小屋の居心地の良さは格別なものがあった。

最終日、ハイライトは氷河公園の景観だったが、雨とガスで期待も飛んでいった。
それでも天狗原への急な下山路を歩いているときに、ガスが切れて目の前に広がった横尾谷の雰囲気は抜群だった。
このカールの中にテントを張って停滞したいという現実的な願望と、喜作や品右衛門ら職猟師たちが熊やカモシカを追った時代の姿と変わらない景観を目の当たりにしている夢心地に、しばし陶酔。
氷河公園での絶景は楽しめなかったけれど、ビックリ平と西岳、そしてここで味わうことができた景観に、自分としてはすこぶる満足を覚えた。
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# by something_great | 2012-09-08 15:53 | 山歩き
2012年 08月 24日

烏帽子岳

8月唯一の連休はやっぱり山。
1泊2日っていう時間制限と、この1週間すこぶる体調が悪かったことで行き先は結構絞られる中、薬師・燕を蹴って烏帽子をターゲットにした。
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それにしても調子が悪い。
悪すぎてゆっくりゆっくり歩いたことで、ブナ立尾根の登りもそれほど印象悪くない。
でも烏帽子小屋のテント場に着いたら即ダウンして昼寝3時間。
よほど疲れていたようだ。

烏帽子小屋の前にはチシマギキョウが咲いていて、もう少し時期が早ければコマクサも。
こじんまりと渋い佇まいの小屋はなんだか素敵な雰囲気だった。
朝になると、小屋の前もテント場もきれいに掃き清めてくれることにびっくり。
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たっぷり昼寝したにも関わらず、夜も関係なく眠りっぱなしで計13時間睡眠。
翌朝はさすがに身体から眠気が取れていた。
気持ちよい朝焼けの稜線を烏帽子まで歩き、花崗岩の山頂へ。
後ろ立山の山並、立山・剣、立山から薬師への稜線、赤牛岳と読売新道、野口五郎と裏銀座、燕と餓鬼岳。。。
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こりゃ素晴らしい眺め。
ここはもっと人気があってもおかしくない。

下山後は七倉温泉~大町のKuni's Kitchenでランチ♪
さらに名古屋に帰宅後にみつさんとディナーで、休日を最後まで満喫。
さ、次は表銀座だな。
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# by something_great | 2012-08-24 22:44 | 山歩き
2012年 08月 06日

設楽町

同じ愛知県内だけれどやたらと遠い、そんな先入観もあってなかなか訪れる機会を作れなかった設楽町。
この町にダム建設計画が持ち上がったのはもう30年以上も昔のこと。
ダム建設計画は自治体に様々な波を起こす。
設楽町も例外なくその波に翻弄され、一部の人は潤い、沢山の人が傷ついてきた。
着工には至っていないものの、国が「やる」と決めた事業・・・たとえ矛盾が溢れ、疑問だらけで、危険に満ちているとしても・・・は、ごり押しで計画は進んでいく可能性は高い。
そんな設楽ダムの建設中止を求め、国が発表したデータに基づいた疑問点を投げかけ、対話を図り、危険性を訴えている方のお話を伺わせていただきながら、ダムの建設予定地や付近の地質、既に完成している立派なハコモノなどを見て回った。
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雨の影響で濁っているのが残念だけど、川遊びには最高なシチュエーション
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地主の方の協力も得て行っている立木トラスト実施区域。10箇所ほどある
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桃源郷のような集落も

やっぱり現場を見ると色々なことが具体的に理解できる。
素晴らしい現状も、心配な将来も、心底むかつく人たちの存在も。
今の僕には、知った事を自分の内にしまっておくのか、周りの人に伝えていくのかの選択肢があり、事実を伝えていくことが必要なのではないかと思う。
特に税金を負担する県民は知っておいたほうが良いよね。
僕はまず立木トラストに参加しようと思う。

名古屋からは2時間弱と思っていたほど遠い場所じゃないし、川はきれいで夏の休日を過ごすには素敵な場所だった。
今度は途中で五平餅を買って川遊びに行こう。
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# by something_great | 2012-08-06 21:20 | 日記
2012年 07月 27日

言葉も無い

この連休の山旅では立山~剣岳を行き先にチョイス。
mihoは初めて、自分は立山は約15年、剣は20年以上ぶりとかなり久々の山旅になった。

立山三山とは、勝手に雄山・大汝山・富士ノ折立だと思い込んでいたのだけれど、浄土山・雄山・別山というのがいわゆる三山らしく、社もその3つの頂に祀られている(浄土山の御社は崩れ落ちていた)。
今回は室堂からまず浄土山に上がり、雄山から真砂岳、別山を経て剣沢で一泊、翌日剣岳を往復してテントを撤収し、雷鳥沢へ移動して一泊、3日目はみくりが池温泉に入って下山とした。

1日目は終日曇りがちで稜線では風もあって寒さも感じる。
浄土山は静かで良い雰囲気だったが、一の越に降りると中学生の集団に巻き込まれ、そのまま雄山の山頂までご同行。。。
雄山を離れたら喧騒からも離れ、静かな稜線歩きが別山まで。内蔵助カールが素敵な景観を作っている。
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いつものことながら初日は寝不足なのか高山病なのか体調が悪い自分はこの日もグロッキー。
別山から剣沢に降り、テントを張ったらそのままダウン。
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翌朝、体調も天気も見事に回復。
初っ端、剣沢の雪渓を渡っていたら上部から飛ばされてきたテントが。回収して無事持ち主の手に。
別山尾根を辿って頂上へ。天気が良いのもあるし、やっぱり最高なわけで。
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穏やかな山頂で至福の時間を過ごし、剣沢へ無事戻り、時間に余裕もあったので予定通り雷鳥沢へ移動。
雷鳥沢もテントは多かったが、良い場所を確保してのんびり。
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素晴らしいロケーションの真っ只中、ここでも至福の時間が流れる。
山はやめられないね。

3日目、みくりが池の温泉入浴が9時からなのでのんびり朝の時間を楽しみ、温泉は一番風呂を頂いた。
下山後は富山市内で回転寿司をいただいて無事帰宅。
じんわりと素敵な景観の中で過ごした名残が残り、しばらくは幸せをかみ締めながら過ごせそう。
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クロユリ
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クルマユリ
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# by something_great | 2012-07-27 20:44 | 山歩き
2012年 07月 27日

Alpine Climbing

ずーっと敬遠していたアルパインクライミングについに手を出してしまった!
なんせ敬愛するボスがヤル気満々で神奈川から来てくれているし、師匠のtaroちゃんもあまり表に出さないけれど「今日は絶対マルチ」と決めている。ハナエモンと自分の心中は、朝の雨もあってそれほど盛り上がっていなかったけれど、2人に引っ張られるように御在所前尾根へ。

結論。
マルチピッチは同じ山遊びでも縦走とは全くベツモノ。
縦走もパーティは重要な要素ではあるけれども、マルチピッチでザイルを結ぶパートナーとの関係性はそれとは全く違う緊張感と信頼感と、配慮や洞察が必要で、それはそれでとても魅力的に感じられる。
今回taroちゃんは3人を引き連れてかなり負担が大きかったはずだが、見事にメンバーを完登に導いた。
そんなtaroちゃんは全くの初心者の自分とザイルを結び、簡単なところではリードをやらせてくれ、ほんの少しでもその面白さを味わわせてくれた。感謝の言葉も無い。

なんだかんだで時間がかかって結局11時間半行動。
最後は真っ暗な中ヘッデン点けて山を駆け下り、ボスの最終の新幹線に間に合わせたところでこの日はコンプリート。
実に濃ゆい1日を一緒に遊んでくれたみんなに感謝。
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# by something_great | 2012-07-27 19:29 | 岩遊び